休み方改革について

休み方改革 キッズウィークの実施を通じて

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veerasantinithi / Pixabay

休み方改革の一つ、キッズウィーク

2018年10月に全国の自治体のうち数えられるほどの数だったけれど、自治体の施策としてキッズウィークが実施されました。山形県新庄市、神奈川県川崎市、横須賀市、岐阜県笠松町、その中でもやはり、佐賀県武雄市は取材依頼をした7月の時点でも新しくトライすることに非常に前向きでした。自治体にとって初めての取組みということで、どの自治体も他の自治体の動きを横目で見ながらのため、いまいちパッとしない。活動自体も広報でしっかり周知していたのだろうか?と思ってしまうくらい。ということで、先進的な武雄市の活動をまとめてみました。

たけおキッズウィーク

「たけおキッズウィークとは、夏休みの一部を別の日に移すことで、大人と子どもが一緒にまとまった休日を過ごす機会をつくる取り組み」ということで「10月5日(金)を学校休業日とし、6・7・8日と合わせて、4連休」としました。
期間中は、市内の公共施設や店舗、観光施設で様々な特典を用意したり、公民館や子育て総合支援センターで様々なイベントを開催。連休を使って地域で家族の時間を過ごすことに自治体主導で出来るなんて、なかなかないのでは?と思ってしまうほど。

たけおキッズウィークの具体的な取組み方

・こども図書館1周年記念イベント:10月5日〜8日まで図書館内で絵本やお話し会、スケートボード体験・やぶさめ&エサやり体験などを実施。
・家族de職場体験・見学:親子15組限定で「武雄消防署→建設現場」→「武雄競輪場(昼食・見学)」→「宇宙科学館(バックヤード見学など)」→抽選会
・街中が「遊ぶ」「体験する」「温泉」「泊まる」「食べる」に変身:市内の様々な企業や施設の協力により行く先々で特典をゲット
街をあげて取り組むやり方が初回ということもあって、どこまで可能だったのか?その効果はどうだったのか?は見えにくかったものの、やると決めたらガツンとやる武雄市の姿勢には本当に頭がさがるばかり。

課題も浮き彫りになったキッズウィーク

全ての自治体が武雄市のように攻めていけた訳じゃないところもあります。
笠松町と隣の岐南町の小中学校では、10月6日~14日までのキッズウィークを実施しました。

親子で参加するアクセサリー作りなどを楽しむ家族がいた一方で、「会社の協力が得られない」「子供が休みなことを会社は知らない」だから学童に通わせる方法以外に対応しようがない…。9連休となっても自治体と企業が連動できないという課題はあったようです。特に住んでいる街がキッズウィークを推進していたとしても、働く場所が隣町だったり、その企業が理解を持たないことには成り立たないというジレンマがありました。
とはいえ、これは山形県新庄市など数年前から取り組んでいることで、既に先行事例がある中で追従する自治体は何故、事前にこうなることを分かっていながら実施してしまったのか?と疑問に思ってしまう面はありました。

キッズウィーク2019に向けて

2018年度に実施した自治体の数はまだまだ多くありませんでした。積極的に実施した自治体もあれば、横並び意識が強く実施すること自体が目的になっていたとうな自治体もありました。
「まずは実施してみる」という考え方は大いに賛成です。が目的が明確になっていない中で実施すると、実施した結果をどのようにジャッジするべきか?が全く欠けていることになりますよね。
「地域で家族と過ごす時間を創り出すこと」が自治体としての方向性ならば、その地域に住む子を持つ親の就業状況、家族構成、休みの日の需要状況、行動傾向など、そもそも事前に把握することがあってから実施するべきなんじゃないか?と思ってしまう。休み方は地域性が色濃く出ます。都心の人と人口の少ない地方の町の家庭では休日の過ごし方自体が違うことを各自治体がしっかり把握してから2019年度に実施することで、市民・町民に寄り添った自治体活動になっていけるものと思うばかり。

 

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