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休み方改革の開始時と政府の動き

最初は休み方改革ワーキンググループから…

2014年6月にまずこのワーキンググループが立ち上がりました。
「内閣府特命担当大臣(経済財政政策)決定」ということで、まだその時点では「働き方改革」についても世の中ごとになっていなかったこともあって、「休み方改革」はそれ以上に認知度が高いものじゃなかったですね。

資料を見てみると、こういった感じで「働き方改革」と混在しながらスタートしていたようですね。

主な論点

1.ワーク・ライフ・バランスの推進、生産性向上等の観点から、働き方とともに休み方を見直すことの必要性・重要性
(1)有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較
(2)休暇取得と生産性との関係
(3)仕事と仕事以外の生活の充実
2.秋の連休の大型化等を実現する上での課題
(1)自治体/教育現場/家庭/企業等から見た課題
(2)実態を踏まえた、連休実現のための具体的方策
(3)休みを地域活性化や観光に繋げるための方策
3.休み方・働き方を向上させるその他の施策
十分なリフレッシュと仕事の質の向上の両立について、企業の事例を踏まえ、成功要因や課題を抽出・整理する。

政府の動き方

内閣府が全体の推進役として位置付けれられていて、働き方が含まれるので厚生省、休みと地域活性化・観光に繋げる方策という面で観光庁がそれぞれ資料を出して、動き始めたのがこの時期です。

http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/yasumikatawg/01/agenda.html

そして、これが2014年で全4回実施されて、この年は一旦、終了となっていました。

そして、そして、ザァーっと議論が流れていきながら、徐々に「働き方改革」は少しづつカタチが見えてきました。
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/important/shoushika.html

最後の方になると、ようやく「休み方」的な観点が出てきています。
なんとなく私感ですが「子育て」とかもキーワードになってきているのがこの頃だった記憶がありますね…。

休み方改革・キッズウィークが登場

進めてきた流れ

2019年になって『大人と子供が向き合い休み方改革を進めるための「キッズウィーク」総合推進会議』というのが開かれます。

主旨

大人と子供が向き合う時間を確保するため、地域ごとに「キッズウィーク」を設定し、学校休業日の分散化、有給休暇取得の促進、休日における多様な活動機会の確保の取組を官民一体として推進することを目的として、大人と子供が向き合い休み方改革を進めるための「キッズウィーク」総合推進会議(以下「推進会議」という。)を開催する。

と、いよいよもって「休み方改革」をカタチにするために動き始めます。

内閣府の会議資料はコチラ↓
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kidsweek/dai1/siryou.pdf

暗中模索からの前進

ただ、これも私見なんだけど、いつもいつもどうしてやること前提で進めるのか?これがどうしても行政の苦しいとこのような気がしてしまう…。
瞬間風速の話題性は高かったプレミアムフライデーもやることだけ先行して議論が進められて、消費者のニーズを全く把握していないから、結果として世の中のライフスタイルにマッチせず、単なる小売店の割引情報の訴求を促しただけだったように報道されてしまう。
持続的な国民運動にするには、まず消費者・マーケットの現状を踏まえることで施策がハズす確率を下げること。

あー、プレミアムフライデーって、今、どうなったんだろう?

それについてはまた、別のお話。

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